自分の手首の太さが気になって、少しでも細くしたいと悩んでいる方もいますよね。太い手首を細くするためには、まず徹底して腕むくみを改善すること。
それでもまだ太い感じる方は、ダイエットなどで脂肪を落とす。そうやって、さまざまなアプローチをすることで太い手首を細くすることができます。
この記事では、
- 手首が太くなってしまう原因
- 太い手首を細くする方法
などをパーソナルトレーナー歴11年の僕が解説していきます。
クライアントさんからも「手首が太いのって遺伝?」と聞かれることはありますが、遺伝は関係ありません。
むしろ、適切なことができれば1日でもある程度細くなるので、今回はこの方法をご紹介していきますね。
今回の記事の内容
手首が太い原因
結論から言えば、
脇にある腋窩リンパ節でのつまりを改善し、手首周辺のむくみを改善すること
で太い手首を細くすることができます。
もちろん個人によってやるべきことは変わりますが、これらが必要になる理由は、以下のような原因が考えられるからです。
- 脇周辺がつまってリンパ液の循環が悪い
- 長時間肘を曲げて過ごしている=腕の筋肉が硬くなる
- 手作業が多い=前腕の筋肉が硬くなる
それぞれ詳しく解説していきますね。
手首が太い=筋肉がついているわけではない
手首が太いと、「筋肉がついて太くなっているのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、筋肉は関係ありません。
というのは、
手首周辺には大きな筋肉は存在していない
んですね。
手首周辺は指を動かすような小さな筋肉があったり腱が多く通っているので、筋肉がついて手首が太くなっているとは考えにくい。
現場で、クライアントさんの手首を見ていると、多くの方が、
- むくみ
- 脂肪
などによって太くなっている可能性があります。この辺りを深堀していきますね。
脇周辺で詰まってリンパ液の循環が悪い
例えば、毎日の生活の中で、
- 車を長時間運転する
- パソコンを使う時間が長い
- スマホをよく触る など
身体の前に腕を伸ばし、何かの作業をしているとします。
このとき胸・背中・肩など脇周辺の筋肉が常に緊張し、そういう時間が長くなればなるほど筋肉が硬くなっていきます。
筋肉が硬くなると内圧といって、内側に締め付ける圧が高まる可能性があり、
- 血管
- リンパ管
などの循環が悪くなります。そうすると、脇の下側にある腋窩(えきか)リンパ節というところで滞りが発生する可能性があります。
下半身がむくむイメージはつきやすいと思いますが、上半身や腕もむくみます。
つまり、
腋窩リンパ節で滞りが発生し、腕や手首周辺がむくんで太くなってしまう
ということが考えられます。
手首が太い方は二の腕も太くなっているはずで、関連性があるんですね。
二の腕については、「二の腕の外側が太い原因と細くする5つの手順」や「二の腕だけ異常に太い原因と細くする方法」で解説しています。
長時間肘を曲げて過ごしている=腕の筋肉が硬くなる
また、事務職などの方は仕事中、常に肘が曲がった状態で過ごしていると思います。
こういう状態で長時間すごしていると、
- 上腕二頭筋=力こぶの筋肉
- 上腕三頭筋=腕の裏側の筋肉
などがストレスを受けて硬くなってきます。
そうすると、肘から上にリンパ液がスムーズに循環せず、肘から下側でよりむくみが発生します。
こういう上腕の筋肉の硬さも手首の太さに関連している可能性があるというわけです。
丸まった姿勢で長時間過ごす方は、背中や脇周りのたるみにもつながります。もしこれらの箇所のたるみで悩んでいる方は、「背中や脇のお肉(たるみ)を落とす5つの方法」も参考にしてみてください。
手作業が多い=前腕の筋肉が硬くなる
また、前腕の筋肉は指を動かすことで緊張しますが、手作業が多いと前腕の筋肉がパンパンに張ってきます。
もうイメージできていると思いますが、前腕の筋肉が硬く緊張してしまうと、当然手首周辺にむくみが発生します。
このように、
- 脇周辺
- 上腕
- 前腕 など
の筋肉が硬くなり、その影響を受けてむくみがひどくなることで手首が太くなっていると考えられるんですね。
その他の原因
こういったむくみがメインの原因だと思いますが、それにプラスして、
- 運動不足
- 食べ過ぎ
などが重なってしまうことで脂肪がつきます。当然脂肪がつくことで手首も太くなってしまう。
その他には、
手首の関節が捻じれている
ということも考えられますが、手首を細くしたい方は、まずむくみを改善することが最も細くできる方法になります。
太い手首を手首痩せする4つの方法①:脇周辺の循環を改善する
手首を細くするためには、以下の流れを実践すれば細くすることができます。
- 脇周辺の循環を改善する
- 手首周りの循環を改善する
- 仕事中などに手首を緩める
- ダイエットなどで脂肪を落とす
それぞれ解説しますね。
まずやるべきことは、
上半身の筋肉を緩めて、脇周辺の循環を改善すること
です。
そのためには、以下の方法を行っていきます。
1、肘を内側に閉じる
手順
- 両手を耳に当てる
- 肘を軽く内側閉じる
- 連続的に1分間動かす
2、肘を後方に引く
手順
- 両手を耳に当てる
- 肘を後方に軽く引く
- 連続的に1分間肘を後方に引く
3、肘を真下に落とす
手順
- 肩の前に手を構える
- 腕をリラックスさせ、軽く上下に動かす
- 肘を真下に落とすイメージで1分間動かす
4、前の空間をパンチ
手順
- 両手を前に伸ばす
- 前の空間を小さくパンチする
- これを1分間行う
5、腕をぶらぶら揺らす
手順
- 肩から腕をぶら下げてリラックスさせる
- 頭上や身体の真横で腕をぶらぶら揺らす
- これを1分間行う
この5つを実践することで、脇周辺の循環が改善してむくみが改善しやすくなります。
別の方法は、「女性の僧帽筋に盛り上がりができる原因と4つの改善方法」などでも解説しているので、よかったら参考にしてみてください。
太い手首を手首痩せする4つの方法②:手首周りの循環を改善する
脇周辺の循環が改善できると、次は手首周りの循環を改善していきます。
具体的な方法は、以下の通り。
1、仰向けで腕をぶらぶら揺らす
手順
- 仰向けの状態で前にならえのように腕を伸ばす
- 手首をリラックスさせ、腕全体を軽くぶらぶら揺らす
- これを1分間行う
2、仰向けで手をグーパーする
手順
- 仰向けになり、腕を天井に伸ばす
- 雲を軽く握るようにグーパーを繰り返す
- できるだけリラックスして、1分間行う
3、天井パンチストレッチ
手順
- 仰向けの状態で、両手を天井に伸ばす
- 天井を軽くパンチするように肘の曲げ伸ばしを行う
- これを1分間行う
4、天井ノックストレッチ
手順
- 仰向けの状態で、両手を天井に伸ばす
- 手の甲で天井を軽くノックするように肘の曲げ伸ばしを行う
- これを1分間行う
こういったグーパーや手首をぶらぶら揺らすことで、前腕の筋肉がポンプの役割となり、手首のむくみを改善してくれます。
こういった方法をお風呂上がりの寝る前ぐらいにすると、手首は細くなっていきます。
太い手首を手首痩せする4つの方法③:仕事中に手首を緩める
上記でお伝えした方法は、特に家で寝る前にしていただきたいことです。
仕事などで手首周りをよく使っている方は、仕事中に「1時間に1回ぐらいのペース」で手首を緩めることもしてほしいんですね。
そうすれば、より手首を細くすることができます。
手順
- 両肘を机などにおいて、前腕を立てる
- その状態で手首を軽くぶらぶら揺らす
- これを1時間に1回のペースで1分間行う
筋肉は揺らすと緩むという反応が起こりますが、仕事中にこのように手首を揺らすことでむくみの程度が改善されます。
こういうちょっとしたことを継続的に行うことも、手首を細くする上では重要なことですね。
太い手首を手首痩せする4つの方法④:ダイエットで脂肪を落とす
そして、もし脂肪が多くて手首が太くなっている方の場合、上記でお伝えしたことプラスでダイエットが必要になります。
ダイエットについては、以下の記事を参考にしてみてください。
こういった一連の流れができると、太い手首は細くすることができるので、ぜひ参考に実践してみてくださいね。
太い手首を細くしてキレイな腕になろう
今回は、手首が太い原因と細くする方法について解説しました。
今回の記事のまとめ
- 手首は、主にむくみ・脂肪・関節の捻れで太くなっている
- 手首周りは太い筋肉がないため、筋肉で太くなっているのは考えづらい
- 手首を細くするためには、まず徹底してむくみを改善すること
- もし脂肪が多い場合は、ダイエットを行う
- この2つのことをすれば、手首を細くすることができる
こういった内容をお伝えしました。
シュッとした手首って女性らしさが出て、綺麗ですよね。こういった理想の手首に変わっていきましょう。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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