太ももが細くならないのは「遺伝」のせいでは?と思う方もいるかもしれませんが、遺伝などはほぼ関係ありません。
僕はパーソナルトレーナー歴11年ですが、現場で太ももの悩みを抱えている方に共通するのは「根本原因」を取り除けていないということ。
根本的な問題を解決できると、細くならないと感じている太ももは細くなります。
この記事では、
- 太ももが細くならない8つの理由
- 太もも痩せするために必要なこと
などを解説します。
今回お伝えする全ての内容は、実際にパーソナルトレーニングの現場で感じたことやクライアントさんが行っていたことなどです。
おそらく同じことで太もも痩せできる方もいると思うので、ぜひ参考に実践してみてください。では早速、実際に現場から見えた太ももが細くならない理由を8つご紹介します。
今回の記事の内容
太ももが細くならない8つの理由
今回ご紹介する太ももが細くならない理由は、以下の8つです。
- 方法論が先行している
- カロリー0 or 低いものばかり食べている
- 鍛えてばかりいる
- しんどいと感じることをしている
- 日常の姿勢や動作を改善していない
- 知識・技術不足
- 遺伝だと諦めている
- ホルモンバランスの乱れ
それぞれ解説していきますね。
①方法論が先行している
太ももが細くならないと悩んでいる方は、自分で何かしらの方法を試して、努力されている方ばかり。本当に素晴らしいな思う一方で、99%の方が陥っていることがあります。
それが、
方法論が先行してしまっている
ということ。
これは現場で「太ももが細くならないです…」と相談をされる方全員が陥っていること。今回のテーマの本質はここです。
例えば、雑誌やネットで“1分で太ももを細くする方法”みたいな情報を仕入れて継続する。その他にも、おすすめされている、
- ストレッチ
- マッサージ
- トレーニング
- 揉み解し
- 体操
- サプリ など
を太ももが細くなるという期待を込めてしていると思います。これが問題です。
どんな方法であれ、どんな商品であれ、おすすめされていることをしても太ももが細くなる確率は非常に低い。なぜなら、
あなたの太ももが太くなった原因がわかっていないから
です。太ももが細くならない最大の理由は、
原因が分かっていない中で、何かの方法をし続けていること
です。出発点が違うんですね。
- 原因 → 方法=◯
- ネットなどの情報 → 方法=✕
例えば、あなたの太ももは脂肪がついて太くなっていたとして、テレビで「◯◯ストレッチで、あなたも簡単太もも-3cm!」という情報を見てやるとします。
太ももは細くならないことは目に見えていますよね?なぜなら、太ももが太くなった原因は脂肪で、おそらく食べ過ぎ&運動不足に問題がある。
この場合は、
ダイエットや適度な運動を行う
ということが最もやるべきこと。だけど、方法論が先行すると、「とりあえずストレッチをやってみる」状態になるため、良い結果は期待できない。
こうやって客観的にみればわかることでも、いざ自分のこととなると人は急に見えなくなってしまう。僕も、身体のこと以外ではやってしまいがちです。(反省)
太ももが細くならないと悩む方は、おそらく方法論が先行し、原因がわかっていない方がほとんど。原因が分かれば、太ももはどうすれば細くなるのかが見えてくるはずです。
原因などについては、以下の記事で詳しく解説しているのでよかったら参考にしてみてください。
②カロリー0 or カロリーが低いものばかり食べてダイエットしている
クライアントさんの話を聞いていると、
脚を細くする=ダイエット
というイメージが強いなと感じますが、そこで行うダイエット方法がほぼカロリーを摂らないようにするという方法。
太ももが細くなる方もいますが、これは痩せ細ってしまったという感覚で、健康的ではありません。しかも、カロリーを摂らないようにしても、太ももが細くならない方が大半。
太ももを細くする上でも、健康体を維持する上でも、基本的には食べること。その中でも、十分太ももは細くできます。
ダイエットがうまくいかない方は、以下の記事もあわせてどうぞ。
③トレーニング内容がまずい
自宅でスクワットを毎日してみたり、ジムで下半身を鍛えるマシンを使って、太ももを一生懸命鍛える。
鍛えることは間違いではありませんが、このときに重要になるのが、
どのようなトレーニングを行うのか?
ということ。つまり、やり方・フォーム・身体を動かす手順などがポイントになります。
スクワットをするにしても、
- 足幅
- つま先の向き
- しゃがむ深さ
- 目線の向き
- 扱う重量や回数 など
さまざまな条件があり、これが適切でないと太ももの前側がポコッと張り出て、太くなることがあります。
ただやみくもに鍛えても太ももは細くなりません。
何をやるかが重要ではなく、何をどのようにやるかが重要
です。
おそらく、トレーニングを一生懸命しているけど太ももが細くならない方は、トレーニングの内容に問題があるはず。
トレーニングで脚やせする方法などは以下の記事で解説しているので、こちらをどうぞ。
④しんどいと感じることばかりしている
これは特に真面目な方に多いですが、
しんどいこと、疲労感があることでないと太ももが細くならない
と思い込んでしまっているケース。すべてにおいて極端にしすぎてしまっていて、逆にそれが原因で太ももが細くならないということがよくあります。
例えば、
- 毎日ランニングを2時間する
- スクワットを1日20セット以上する
- 常につま先立ちで行動する
- 休日は、1日中ジムでレッスンを受ける など
これらは実際にクライアントさんが行っていたことです。これだけははっきり言えるのが、
しんどさと太ももが細くなることは比例しない
ということ。楽なこと、気持ちいいことでも太ももは細くなります。
ただ気持ち的にはすごくわかります。「しんどい方が効果がありそう」ですが、実際は太ももが細くなることができると疲労感はあまり関係ありません。
ですので、もし今「しんどいことが効果的!」と思っている方は、この考え方を変えるのも重要ですね。
もし日頃ランニングをしている方は、「ランニングで“確実に”脚やせするために知っておきたい3つの方法」も参考にしてみてください。
⑤日常の姿勢や動作が変わっていない
これは本質的な部分だと思いますが、そもそも太ももが太くなる原因の大半が、
日常生活で何気なく行う姿勢や動作
だと感じています。もちろん、食事や生活習慣などもありますけど、日常の姿勢や動作は、太ももに大きな影響を及ぼします。
太ももを細くするためには、立ち方や歩き方などを改善することは必須と言えるでしょう。
もし姿勢や動作の改善を行っていない方は、以下の記事を参考にぜひ改善してみてください。現場では、姿勢や動作の改善でほとんどのクライアントさんの脚は変わっています。
⑥知識・技術不足
僕がそうだったんですけど、パーソナルトレーナーをし始めてすぐの頃、クライアントさんの太ももが細くできなくてずっと悩んでいました。
年月をかけて学び、練習していくと、知識や技術力が上がっていく。そうすると、うまく太ももを細くできることも増えていきました。
こういった経験から、「太ももを細くするためには、さまざまな角度から見れる知識幅や技術が必要。」だと感じたんですね。
こういった知識や技術不足も太ももが細くならない理由の1つですね。参考になりそうな記事をまとめておくので、よかったらご覧ください。
⑦遺伝だと諦めている
何をしても太ももが細くならないと、「もしかして、遺伝で細くならないんじゃ…」と思ったりしませんか?頑張っているのに結果が出ないとそう思いたくなりますよね。
でも、遺伝で太ももが細くならないというのは、限りなく可能性は小さいと思います。というのは、パーソナルトレーニングで見ているクライアントさんは、程度は変わるものの細くなっている。
この現場での経験から言えることは、遺伝で細くならないのではなく、
太ももが太くなる何かしらの原因が取り除けていないがために細くなっていない
と思います。
あとは、自分に合ったことがみつかれば細くできるはず。希望を捨てないでくださいね。
遺伝については「遺伝は関係なし!太いふくらはぎを細くする3つの方法」を参考にしてみてください。
⑧ホルモンバランスの乱れ
パーソナルトレーナーとして活動する中で、2名の女性の太ももがものすごく太く、上半身はかなり細いというアンバランスさを経験しました。
この2名の方は、パーソナルを通じて約8~10cm太ももを細くできましたが、上下のバランスを整えることができませんでした。
女性はホルモンバランスの乱れが身体に大きく影響しますが、ホルモンバランスの乱れが太ももと上半身のアンバランスさにつながっている可能性も考えられます。
この部分は僕自身も学んでいかないといけない部分ではありますが、こういったことも太ももが細くならない理由の1つだと思います。
太ももが細くならないという悩みをお持ちの方は、
太ももが太くなった原因をみつけ、その原因を取り除く方法を実施することで細くできる
ので、まずは原因を知ってほしいなと思います。
細くならないと悩む太ももは原因を取り除けば細くなる
これまで10年間パーソナルトレーナーとして指導してきて、太ももが1mmも細くならなかった方はいませんでしたし、何かしら細くならない原因があるはずです。
その原因さえみつけることができると、太ももを細くすることはそう難しいことではないと思うんですね。
ですので、今回の記事や僕のブログが、太ももを細くするきっかけを提供できていると嬉しく思います。
今回の内容が少しでも参考になればうれしいですね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事へのコメントはありません。