プールに入って水泳やウォーキングをすれば、脚やせに効果的なのかな?と思う方もいるかもしれませんが、実は非常に効果的です。
ただ、やみくもにプールに入って泳いでもそこまで成果を感じられない可能性があり、プールで行う具体的な内容が脚やせにつながります。
この記事では、
- プールや水泳も脚やせ効果が期待できる理由
- 水泳で脚やせする方法
- プールでできる脚やせする方法
などについてパーソナルトレーナー歴11年の僕が解説します。
今回の記事の内容
プールや水泳も脚やせ効果が期待できる理由
プールに入って水泳をしたりウォーキングをすることで脚やせできますが、まず以下のことをおさえておいてほしいなと思います。
今回のテーマに入る前に
今脚の太さに悩んでいる方は、おそらく主に以下の5つのどれか、またはすべてが原因で脚が太くなっている可能性があります。
- 筋肉の張り(緊張)
- 関節の捻れ
- むくみ
- 脂肪が多い
- 筋肉が太い
個人によって脚が太くなっている原因は異なりますが、主に①・③・④辺りの原因で脚が太くなっている方は、水泳などをすることで脚やせ効果が期待できます。
ここからはプールや水泳で期待できる効果を解説しますが、最初にまとめると以下の通りです。
- 水圧によりむくみが改善
- 気持ち良く及ぶと筋肉の張りが改善する
- 水の抵抗で消費量が増える など
です。それぞれ解説しますね。
プールの水圧によりむくみが改善
まずプールに入ることで、水圧によって下半身のむくみの改善が期待できます。
水の中というのは、深さが増せばその分水圧が高まり、身体へかかる圧も強くなります。そうすると、下から上に向かって押し上げる力が働き、これによってリンパ液の流れが良くなるんですね。
リンパ液は、以下のように下から上の一方通行で循環しているため、この水圧の影響を受けやすい。
リンパ液というのは重力を受ける環境では非常に流れが遅いですが、重力の影響を受けにくいプールの中では、地上よりも循環がよくなる。
こういった水圧の関係でむくみが改善し、脚やせにつながることが期待できます。
「1日2L以上飲む方要注意!水太りを解消して脚やせする方法」で解説したような、水分過多の方にもプールは非常におすすめですね。
気持ち良く泳ぐと脚の張りが改善する
プールは水の浮力が働くため、動作がゆっくりであれば筋肉にかかるストレスは比較的小さくなります。
この浮力をうまく利用し、
- ゆっくりと泳ぐ
- 揺られるように泳ぐ
いわゆる「リラックス・気持ち良く」というイメージで、身体がグッと力まないように泳ぐことで筋肉が緩みます。
特に太ももの前側やふくらはぎがボコッと張っている方の場合、気持ち良く泳ぐことでこういう張りが改善可能。
筋肉が緊張しているとその分脚が太くなりますが、気持ち良く泳ぐことでも、結果的に脚やせにつながると考えられます。
水の抵抗で消費量が増える
日頃、
- 食べ過ぎ
- 飲み過ぎ
- 運動不足
などが重なると脂肪が蓄積して脚が太くなることもあります。
こういう方が運動を始めると脂肪が減り、脚が細くなることが考えられます。
地上でウォーキングをするのと水中で歩くのとでは、約2倍ほどの消費量の違いがあり、
水中の方がより多くのエネルギーを消費
するんですね。
もし運動不足が原因で脂肪がつき、結果的に脚が太くなっている方は、水中ウォーキングなどを始めることは脚やせにつながると言えます。
プールや水泳で期待できるその他の効果
この他に期待できる効果は、副交感神経を刺激して“自律神経を整えられる”ということだと思います。
プールで泳ぐとき、
- クロール
- 平泳ぎ
- 背泳ぎ など
泳ぎ方は何でもOKですが、一定のリズムを感じながら泳ぐと身体に対して快の刺激となり身体はリラックスします。
また、プールに仰向けで浮いてリラックスする。これも副交感神経を刺激し、自律神経が整うという効果が期待できます。
自律神経が整うことで、
- むくみの改善
- 下がっていた代謝が上がる
- 脂肪燃焼しやすくなる
などの効果も期待できるため、結果として脚やせにつながる可能性があります。
このように、プールでウォーキングしたり水泳をすることでさまざまな脚やせ効果が期待できるというわけです。
では具体的に、プールでどのようなことをすればいいのでしょうか?詳しく解説しますね。
水泳で脚やせする方法
まず水泳で脚やせする方法をお伝えしますね。
クロール
基本的に、クロールで気持ち良く泳いでいればむくみや脚の張りが改善して脚やせしますが、具体的には以下のようなクロールがおすすめです。
手順
- 脚をリラックスさせ、気持ち良くバタ足をする
(このとき、ゆったりとバタ足をすることがポイント) - 腕は、肩周りがグッと硬くならないようにリラックスして動かす
- 速さは気にせず、自分がリラックスできるペースで泳ぎ続ければOK
もしクロールでリラックスしづらい方は、平泳ぎがおすすめです。
平泳ぎ
手順
- 脚でグッと後方を蹴るのではなく、ぶわ~んと軽くキックする
- 腕は肩周りがリラックスした状態で水をかくようにする
- あとは気持ち良く進めばOK
平泳ぎはリラックスした状態で動きやすいため、一番脚のむくみや張りが改善できるので、脚やせしたい方におすすめです。
そして、むくみが特に気になる方は背泳ぎが一番変化を実感しやすいと思います。
背泳ぎ
手順
- 水に気持ち良く浮いた状態で、軽く脚でキックする
- 腕もゆったりとしたペースで動かし進んでいく
- もし背泳ぎをするときに力が入る方は、脚の動きだけでもOK
背泳ぎは、仰向けの状態で完全にリラックスしやすくなるため、これだけでもむくみがかなり改善されて脚やせしてきます。
3つの泳ぎ方に共通することは、
リラックスして、気持ち良く泳ぐ
ということで、これができると脚やせすることは可能ですね。
続いては、プールでできる他の脚やせ方法をお伝えします。
プールで水泳やウォーキングをして脚やせする3つの方法
個人的には、泳ぐよりも以下の3つの方法の方が脚やせしたい方にはおすすめです。
①水中ウォーキングをする
水中ウォーキングのイメージは、こんな感じですね。
文字通り水の中を歩くわけですが、ポイントは以下の通り。
- 速く歩こうとせずできるだけリラックスして歩く
- 手は振るイメージよりも、平泳ぎをするように水をかく
- つま先で軽く地面を蹴り、足首を気持ち使う
シンプルに気持ち良く水中ウォーキングを続けておけば自然とむくみや脚の張りは改善できますが、上記のことを実践すると、より脚やせにつながります。
特に気持ち足首を使うような歩き方ができると、ポンプ作用が活発になり脚は細くなります。
②アクアビクスを受ける
アクアビクスというのは水中でエアロビをするイメージで、よくフィットネスジムのプールで行われていますよね。
結構楽しそうですね(笑)
こういう感じでレッスン形式でプールの中で動くことで、かなりの消費エネルギーを増やすことができます。
先ほどもお伝えしたように、地上で動くよりも約2倍近い消費量があるので、毎日続けているとダイエットのプラスになります。
脂肪が減れば当然脚も細くなるため、運動不足の方にとってはこういうアクアビクスもおすすめですね。
もしダイエットもしたいという方は、「【簡単】初心者でも“痩せる”ダイエットの始め方12選」も参考にしてみてください。
③ただただプールに浮いておく
最後の方法は、ただプールに浮かんでリラックスするという方法です。
これは実際に試して感じたことですが、プールに揺られるように浮かんでいると、常に小さな揺れが身体に伝わります。
この揺れが非常に気持ち良く、重力から解放されたのも相まって身体は非常にリラックスします。その結果、自律神経が整うということが期待できるわけです。
今回はプールを前提にお伝えしましたが、こういう海でずっとぷかぷか浮かんでいると、もっと身体も心も癒されますよね。
こういう気持ち良く浮いておくだけでも浮腫みの改善につながり、結果として脚やせにつながるので、ぜひ参考に実践してみてください。
プールや水泳も脚やせ効果が期待できる理由のまとめ
今回は、プールや水泳で脚やせする方法などについて解説しました。
今回の記事のまとめ
- 水の中では水圧の影響でむくみが改善しやすい
- 重力からほぼ解放されるので、筋肉の張りも改善しやすい
- 水の抵抗を感じて動けば消費カロリーが増える
- むくみ・張りの改善、消費量が増えることで脚やせにつながる
- プールでしてほしいことは、気持ち良く泳ぐ・浮くなど
こういった内容をお伝えしました。
今回の内容が少しでも参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
その他の脚やせ関連の記事も貼っておくので、こちらも参考にしてみてください。
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