ふくらはぎをマッサージして痛いと感じる場合、何か悪い病気なのかな?とか、何か問題があるのかも…と不安になったりしませんか?
最悪の場合病気の可能性も考えられますが、ほとんどの場合が筋肉の硬さやむくみがあり、その中で強くふくらはぎをマッサージしてしまっていることが原因です。
痛みを感じないマッサージの方がふくらはぎ痩せには効果的なので、この辺りも合わせて解説していきます。
この記事では、
- ふくらはぎをマッサージして痛いと感じる原因
- マッサージで感じていた痛みを改善方法
などをパーソナルトレーナー歴10年の僕が解説します。
今回の記事の内容
マッサージでふくらはぎが痛い原因
今回の内容の結論から言えば、
筋肉の緊張+むくみがある中で、ふくらはぎを強くマッサージしすぎ
なのが原因で痛いと感じているはずです。これは適切にふくらはぎを緩めると痛みを改善できるので、基本的にはそこまで深刻な問題ではありません。
ただ冒頭でもお伝えしたように、病気との兼ね合いもあるので、詳しく解説します。
筋肉が硬い→強く押す=痛い
筋肉は本来弾力があって柔らかい状態が自然ですが、
- つま先重心で立つ
- 歩くときつま先着地、つま先で地面を蹴るなどの動作をする
などの姿勢や動作を日常的に行っていると、どんどんふくらはぎの筋肉が緊張して、その結果硬くなります。
肩こりなどがわかりやすい例で、硬くなった状態で強くマッサージされると、痛いと感じた経験はありませんか?ふくらはぎも同じなんですね。
硬くなったふくらはぎを強く揉みほぐそうとすれば、筋肉に強い圧が加わり、痛みが発生してしまう。
ただ、筋肉が硬い状態であっても、優しくマッサージすれば痛みは感じないのでそれでOKですが、
マッサージは痛みを感じるほど強い方が効果的!
みたいな印象ってないですか?本来痛みを感じることは逆効果で筋肉が硬くなる可能性があるため、あまりおすすめできません。
おそらく、ふくらはぎのマッサージをして居たいと感じてる方は、
筋肉の緊張+マッサージの押す力が強い=痛い
という流れが原因になっているはずですね。
ふくらはぎの筋肉が硬いと感じる方は、以下の記事も参考にしてみてください。
むくみでパンパンのときも同じ
さらに、筋肉が硬くなると内側へ締め付ける圧が強くなるため、当然血流が悪くなりむくみも発生します。
人の身体は互いに影響を与え合う関係なので、
- 筋肉が硬くなる→血流・リンパ液の流れが悪化
- 血流・リンパ液の流れが悪化→筋肉がさらに硬くなる
こういう悪循環に陥ってしまうわけです。
筋肉の硬さ+循環の悪さ
これらはほぼセットになって発生し、むくみがひどいというのも痛みの原因として考えられます。
この場合は、むくみを改善すれば痛みを感じにくくなります。
病気の可能性もある
ただ、こういう筋肉や血流の問題だけで済めばいいですが、可能性としては病気との関連があることも頭に置いといた方が良さそうです。
- 深部静脈血栓症
- 閉塞性動脈硬化症
これらの病気になっていると、ふくらはぎが痛いと感じることがあります。
病気の場合は当然マッサージをすることはNGですし、医師の診察・診断を受ける必要があります。
この病気については、メディカルノートというサイトが参考になるので、こちらも参考にしてみてください。
≫メディカルノート:医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイト
そもそもマッサージのやり方に問題がある
先ほどもお伝えしましたが、ふくらはぎのマッサージをして痛いと感じるほとんどの原因は、
筋肉の緊張+むくみでパンパンなときに、マッサージで強く押しすぎ
ということです。
トレーナー目線で言えば、このマッサージの質をあげると、痛みを出さずふくらはぎを緩めることも可能です。
今回の問題は、
ふくらはぎを適切に緩めれば改善できる
ので、続いては筋肉を緩める方法、循環の改善方法をご紹介します。
ふくらはぎが痛いと感じる方におすすめするマッサージよりも効果的な方法
マッサージという表現だと筋肉を揉むみたいなイメージがありますが、今回は擦ったり揺らしたりすることで筋肉を緩められる方法をメインにお伝えします。
以下の方法でふくらはぎを簡単に緩められるのでぜひ試してみてください。
お風呂でふくらはぎを温める
まず筋肉を緩める前に、できればお風呂に入って身体を温めてほしいですね。
身体や筋肉を温めることで血流が良くなり、筋肉を緩めやすくなります。ここから以下の方法をすると、筋肉がより緩み感じていた痛みは改善できます。
①2分間以上ふくらはぎを伸ばし続ける
例えば、以下のようなポージングをとり、アキレス腱からふくらはぎを気持ち良く感じる程度に伸ばします。
ポイントは、こういった方法でふくらはぎを、
2分間以上伸ばし続ける
ということ。
そうすると筋肉が緩むため、その後にいつもと同じようにマッサージしてみてください。おそらく、今まで感じていた痛さは感じないはずです。
この変化を実感していただくと、
痛いと感じていたのは、筋肉が緊張していたから
ということを理解していただけると思います。こういった形で筋肉を緩めると、マッサージをしても痛みを感じなくなります。
②血流を改善する
血流を改善する具体的な方法は、筋肉を揺らすということです。
一般の方にはこれが一番おすすめで、
- 筋肉を揺らすと血流が良くなる
- 血流が良くなると筋肉が緩む
という反応が起こり、簡単にふくらはぎを柔らかくすることができます。これは、僕もよく現場で使うテクニックです。
具体的なやり方は、以下の記事の中で紹介しています。
③リンパ液の流れを良くする
もう1つの方法は、むくみを改善するためにリンパの流れを良くする方法です。むくみを改善するためには本当に優しく、軽く擦ることが効果的です。
膝を立てた状態で赤ちゃんの背中を優しく撫でるぐらいの力でふくらはぎを擦ります。
「優しすぎて効果あるの?」と思われるかもですが、20g程度の圧で十分です。それぐらい優しくなでることでむくみが改善し、ふくらはぎは柔らかくなります。
具体的なリンパマッサージの方法は、以下の記事や動画で詳しく解説しています。
今以上に優しくマッサージする
もう1つ方法をプラスするのであれば、今ふくらはぎのマッサージを習慣にしている方は、そのマッサージ方法そのものを変えることもありだと思います。
やり方とすれば、
痛みを感じない程度に軽くマッサージする
ということが改善ポイントになり、優しく筋肉を2分間ぐらい揉み続けると、さらに痛みを感じなくなるはずです。
今回のテーマの本質は「いかに適切に筋肉を緩められるか」「むくみを改善できるか」がポイントになるため、それらができる方法を選択すれば痛みは改善できます。
YouTubeやTwitterでもいろんな方法をご紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
✅ふくらはぎ痩せする4つの方法
①つま先の上げ下げ
②踵の上げ下げ
③ゴキブリ体操
④踵でお尻を叩く
各1分間×1セットふくらはぎはむくみや筋肉の張りを改善すれば細くなりますが、以下の4つで改善可能でふくらはぎ痩せしますよ😙寝ながら簡単にできるのでぜひ‼️#脚痩せ pic.twitter.com/Vug6T8RcbV
— 伊藤 出@パーソナルトレーナー (@izuru_style) April 19, 2020
それでも不安が残る場合は医師に相談を
もしここまでの流れでうまく痛みが改善できないという場合は、上記でお伝えしたように病気の可能性もあるため、一度医師に診てもらい診断を受けることをおすすめします。
ふくらはぎをマッサージして痛いと感じる原因と改善の流れは、ここまでお伝えした通りですね。
ふくらはぎのマッサージが痛いと感じる原因と改善方法のまとめ
今回は、ふくらはぎのマッサージが痛いと感じる原因や改善方法をご紹介しました。
今回の記事のまとめ
- 基本的には、マッサージのやり方に問題があって痛みを感じている
- 筋肉が硬かったり、むくみがひどいときは痛みを感じやすい
- また病気の可能性もあるので、身体に異常を感じる方は医師に相談すること
- 病気以外であれば、筋肉を擦ったり揺らすことで痛みなくふくらはぎを緩められる
こういった内容をお伝えしました。
今回の内容が少しでも参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また、ふくらはぎの筋肉がボコッと張り出て気になる方は、以下の記事なども参考にしてみてくださいね。
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