鏡で自分の顔を見て、顎周りのたるみやお肉が気になってしまうと「少しでもスッキリさせたい!」と思いますよね。
顎周りのお肉やたるみは、筋トレなどでがっつり鍛えて引き締めることができませんが、割と簡単にスッキリさせることができます。
ポイントは、顎周りの気になる部分を擦ったり顎を動かして、循環の改善を徹底して行うことです。
この記事では、
- 顎周りにお肉がついてしまう原因
- 顎周りのお肉を落とす7つの方法
などをパーソナルトレーナー歴11年の僕が解説します。
※1回でも変化がすぐわかると思うので、ぜひ実践してみてくださいね!
今回の記事の内容
顎周りにお肉がつく原因
今回のテーマの結論から言うと、
顎周りの循環を改善すれば、1回でスッキリする
ということです。いわゆる「むくみ」を改善することがポイントだということですね。
顎周りにお肉がつく原因を知っていただくとお肉を落とす方法がイメージしやすくなるので、まずは原因から解説します。
主な原因は、以下のことが考えられます。
- 顎周りの筋肉が硬い
- 顎の引きすぎ
- 首周りのリンパ液のつまり
- 顎関節のズレ
それぞれ解説しますね。
顎周りの筋肉が硬い
まず考えられることは、
顎周りの筋肉が硬くなっている
ということです。
例えば、日頃このようにスマホを長時間見ているとします。
このように画面を食い入るように少し斜め下辺りを見ていると、頭の位置が自然な位置から前に倒れてきます。
そうすると首周りの筋肉がストレスを受け、長時間このような姿勢を維持すると、筋肉が硬くなってしまいます。
このとき顎の関節も自然な状態からずれてしまうため、顎周りの筋肉も硬くなってしまいます。その結果、循環が悪くなるんですね。
ちなみに、肩周りの盛り上がりが気になる方は、「女性の僧帽筋に盛り上がりができる原因と4つの改善方法」で詳しく解説しています。
首周りのリンパ液のつまり
循環が悪くなるというのは、血流もそうですが、リンパ液という体内に流れる体液の循環も悪くなります。
そうすると、首や顎周りでリンパ液が滞りむくんだ状態になってしまいます。
現場でクライアントさんに指導していて感じる首周りのたるみの1番の原因に、
- 首や顎周りの筋肉の硬さ
- リンパ液の滞り
この2つの関連が非常に多く見られます。
下半身のむくみはイメージしやすいと思いますが、これと同じことが首や顎周りでも起こっています。
そうすると、スッと細い状態からどこか腫れぼったいというか、たるみのようなものを顎下に感じてしまうわけです。
顎の引きすぎ
先ほど姿勢の問題をお伝えしましたが、別の問題として顎の引きすぎも考えられます。
自然な顎の傾きは正面を見るような状態となり、こういったイメージになります。
ただ、
- スマホを見る時間が長い
- 体を丸めて本を読んだり勉強をしている
- 自分に自信がなくて正面を向くのが苦手
さまざまな原因によって、顎を日常的に引いてしまっている方がいます。
これは自分ではなかなか気づきにくいところですが、実際に修正すると首の楽さの違いで理解できたり、首周りの緊張感の違いでわかります。
顎を引きすぎると常に首や顎周りは緊張状態となるため、先ほどお伝えしたむくみがさらに加速してしまい、たるみにつながる可能性があります。
顎関節のズレ
そして、もう1つ関わってくるのが、
顎関節のズレ
です。
顎の関節がズレてしまうと、顎下のお肉やたるみは増してきてしまうんですね。
先ほども少し触れていますが、
顎関節がズレることで周りの筋肉も硬くなり、むくみやすくなる
ということですが、それと合わせて自然な状態から関節がズレることで、本来あるべき位置から顎周りの筋肉や脂肪が微妙に移動します。
そうすると、そのズレによって片側だけがよりたるんで見えたり、左右で顎周りのたるみ感が違うということが起こります。
ですので、ここまでお伝えしたような、
- 顎周りの筋肉の硬さ
- 首周りのむくみ
- 顎の向き
- 顎関節のズレ
などを改善することができれば、顎周りのたるみは今よりもスッキリすることができるというわけです。
脂肪が多ければ顎下のお肉は増す
当然、体脂肪が多い方の場合全身の脂肪はもちろんですが、顎下の脂肪も増えた結果たるみが増すことは考えられます。
この場合ご自身でも原因は理解できていると思いますが、上記のような原因と重なることでより顎周りのお肉は溜まってきてしまいます。
では、具体的にどうすれば顎周りのお肉を落とすことができるのでしょうか?
顎周りのお肉を落とす7つの方法:顎周りの筋肉を緩める
実際に改善するためには、以下のことを行っていきます。
- 顎周りの筋肉を柔らかくする
- 顎関節を整える
- 頭の傾きを改善する
それぞれ解説しますが、まずは顎周りの筋肉を緩めてお肉を落とす方法をご紹介します。
①顎下に手を当て呼吸+擦る
手順
- 顎の下に手のひらを当てる
- 軽く当てた状態で呼吸を5回行う
- 顎下や首を軽く1分間擦る
手を当てて呼吸をする+擦るということをすれば、その下の筋肉が緩んだりリンパ液の循環を改善することができます。
これを日常的に繰り返せば、顎下のたるみはかなりスッキリしてきます。
②顎下に手を当てて軽く咀嚼
手順
- 顎の下に手を軽く沿える
- その状態でリラックスして咀嚼を繰り返す
- これを1分間行う
この顎を動かすとき、顎が疲れるぐらい大きく動かすというよりは、できるだけ軽く動かした方がより顎下はスッキリしてきます。
③軽く頭を前後に動かす
手順
- 正面を向いた状態で軽く顎を引く
- そのまま軽く天井を見る
- 頭を上下にリラックスして動かす
- これを1分間行う
この3つのことをすると、首周りの筋肉が緩んだり、顎下のむくみが改善されていきます。
より改善をさせたい方は、それぞれの時間を伸ばしてもらうと、より変化は実感しやすくなっていきます。
これでもまだ張りを感じる方は、以下の動画の内容を参考に実践すると本当に柔らかい状態に変われますよ。
顎周りのお肉を落とす7つの方法:顎関節を整える
次に行うことは、顎の関節を整えることです。ここでは、2つの方法をご紹介します。
④耳に指を入れて顎を開閉させる
手順
- 耳に指を入れ、顔の前側に向かって軽く押す
- その状態で、顎を軽く開閉したり前後に動かす
- これを各1分間行う
⑤耳の穴の前に手を置いて顎を左右に動かす
手順
- 耳の穴の前側に指を当てる
- 軽く押した状態で、顎を左右に軽く動かす
- これを1分間行う
顎関節を整えるときのポイントは、2つとも
指を当てたときに顎の動きを感じること
です。
痛みを感じるほど押さなくていいですが、軽く指を押しあてた状態で顎を動かすと整っていきます。
日頃から顎がゴリゴリ鳴る方も、この調整法を毎日続けておくと改善していきます。ちなみに、Twitterでもご紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
✅顎関節症を改善する4つの方法
①口を軽く開閉させる
②顎を左右にずらす
③アイーンと顎を前に突き出す
④耳の穴の前に手をそえて開閉
各1分間×1セット耳に手を入れて顔の前側方向を軽く抑えた状態で4つを行えば顎関節症が改善しますよ😙コキコキなる方や二重顎のにもおすすめ‼️ pic.twitter.com/qcMrWes3HR
— 伊藤 出@脚やせトレーナー (@izuru_style) May 27, 2020
ここまでの流れを毎日続けていただくと、顎下辺りのたるみはどんどん引き締まっていきます。
顎周りのお肉を落とす7つの方法:頭の傾きを改善する
ただ、①・②と合わせて必ずしてほしいことは、
根本的な問題を取り除くこと
です。
日頃から姿勢が崩れてしまっている方はそれらを直すことも重要ですし、先ほどお伝えしたように、頭の傾きが前にズレている方に関しては修正が必要です。
ここの改善は、まず鏡を見て頭が前に傾いていることを認識することから行うこと。
このような状態が自然に感じる方は、鏡を見ながら以下のような状態に直してみてください。
おそらく最初は違和感が出ますが、この違和感が出ることは問題ありません。
ポイントは、修正した後鏡から目線を外し、日頃生活するように辺りを歩いてみてください。
このとき、
顎が上がって歩いている
ような状態になると思いますが、このとき感じている状態で日常生活を送れば、次第に慣れてその状態が自然に変わります。
この感覚の変化こそが、根本的に顎周りのたるみを改善する方法になるため、ここまできちんと行うことが重要ですね。
当然ながら、日頃の座り方や立ち方も改善しておくことが重要になり、これらは以下の記事で解説しています。
⑦その他に行ってほしいこと
ここまで一切脂肪について触れてきませんでしたが、ここまでの流れで自分が理想とする状態にならない場合、
おそらく脂肪量が多いことが問題
になっている可能性が高いかもしれません。
もし脂肪量が多い場合は当然ながらダイエットが必要になり、食事や運動量の調節が必要になってきます。
もしダイエットをしたい方は、以下の記事などを参考にしてみてください。
実際に、ここまでの流れは僕も現場でご指導していて改善が見られているので、ぜひこの流れを参考に実践してほしいなと思います。
顎周りの肉を落とす方法のまとめ
今回は、顎周りにたるみができる原因と改善方法について解説しました。
今回の記事のまとめ
- 顎周りがたるむ原因は、筋肉の緊張やむくみ
- こういった症状は、日頃の姿勢や頭の傾きが関与している
- たるみを引き締めるためには、まず顎や首周りの筋肉を柔らかくする
- そして、顎関節のズレを整える
- そうすれば、顎周りのたるみを改善することができる
- ただ、これでもまだたるみがある方はダイエットを行う必要がある
こういった内容をお伝えしました。
今回の内容が少しでも参考になればうれしく思います。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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